シンガポールに新ランドマーク

シンガポール観光開発は目覚しいものが あります。もう、シンガポールは「つまらない所ではない」といいたのでしょう。2010年、 ６月２３日に「サンズ・スカイパーク」のお披露目と共に、シンガポールのウォーターフ ロントに、ラスベガス・サンズ社による東南アジア初の高級総合リゾートという触れ込みの「マ リーナ・ベイ・サンズ」がグランドオープンしました。最新の会議施設、国際的に名高い レストラン、5つ 星ホテル（3軒）、 カジノ、類をみないショップやエンターテーメント施設等などの全てが結集した1つのリゾートです。オーストラリアの有名シェフ・テツヤも出店しているとか。

●１０月には施設内のアートシアターの一つが、こけら落としににディズニーの 「ライオン・キング」を迎えてオープン。もう一か所のアートシアターは２０１０年度末にオープン予定。

●マリーナ・ベイ・サンズ・ミュージアムは１２月完成予定。

水の上に浮く「クリスタル・パビリオン」には、「ルイ・ヴィトン」がアイラン ド・ストアの出店を予定。その他にも下記のそうそうたるブランドの数々が出店を予定しています。

・イブ・サンローラン　・ウブロ　・オメガ　・グッチ　・ゲス　・シャネル　・ティファニー　・パティック

・フィリップ　・バーバ リー　・バリー ・フェラガモ　などなど。

スライドの一番最初に、設計段階での完成図を載せました。３塔のホテルは１塔ず つが５５回建てです。３塔のホテルの客室数は２５００室。最上階のスカイ・パークの高さは２００メートル。最上階のプラットフォームには、エ アバス３８０型機が４機半のっかる大きさです。

東京のスカイツリーより遥かに下です。スカイパークの重さは７０００トンという ことです。長さは３４０メートル。

シンガポールへの観光客の平均滞在日数は３泊だそうです。少しでも滞在を引っ張 ろうというシンガポール当局の必死な努力が感じられます。きれいだけど、つまらない都市からの脱却を目指しています。これで、チャンギ空港、 ラッフルズホテル、チャイナタウン、リトル・インディア、オーチャードロードに加えて、新たなランドマークです。

ちと、気になるのが,横柄なアメリカ人スタッフ。アジア人の心がわから ないアメリカ人マネージメントがいることは確かです。

スカイパークに上がるのが、何と２０ドル。宿泊客の権利である静かに泳ぎたいと いうプールのそばを、私のような料金を払ったモノがどんどん歩くのですから、たまりません。私なら、泊まりたくありません。どういうコンセプ トで、そういうことになったのでしょうか？　スカイ・パークはイギリスのコモンというイメージの人々の共有地なのでしょうか？

まあ、とりあえず、マリナ・ベイ・サンズのスライドを御覧ください。

(2010.09.01　シドニーボーイ記)